「転職フェア」のメリットと利用法!
転職フェアという催しがあります。
適職フェアという名称の転職フェアもあります。
「転職フェア」とは、様々な人材関連会社たとえばリクルートとかデューダとか@typeや毎日コミュニケーションズなど)が主催するイベントです。
転職フェアの内容やスタイルは、もちろんそれぞれの主宰者によってさまざまなんですが、たいていの場合、会場内に複数社の企業ブースを設置し、職を探している来場者と直接話する、という形式で行われてます。
この、転職フェア、職を探している人は、どう利用すれば良いんでしょうか?まずメリットをあげてみます。
(1)会社と対等な立場で、聞きたいことを質問できる「応募するかどうか未定だが、どんな会社なのか、その会社の人と話はしてみたい」ということって、ありますね。
転職フェアでは、そう言った意味で企業の募集に応募する前に担当者と話すことができる絶好のチャンスです。
これが「採用面接」だと「審査されている」ということで緊張してしまいますが、転職フェアの場合は、複数の会社と面接するのが当たり前なので、比較的緊張が少なくなります。
まあそれでも緊張してしまうんですが。
ただ面接が苦手な人が、場数を踏む練習にはいいかもしれません。
(2)企業のホームページや募集広告ではわからない企業の「雰囲気」をつかむことができる企業ブースに座っている人が、必ずしも人事担当者とは限らないんです。
たとえば現場の担当者で、人を取りたい部署の責任者が、欲しい人材を捜している場合もあるそうです。
この場合は、入社後に自分と一緒に働く人ですので、その企業の現状や生の声を聞くことが出来る事もあるんです。
(3)1日で、たくさんの企業を見ることができる転職フェアの会場には、数十社、多い場合には数百社の企業が一堂にあつまります。
会社の面接では、1日にいくつも掛け持ちして行くというわけにも行きませんが、ここではそれが可能です。
フェアに参加して、いろんな企業ブースを見て回って、多くの企業の担当者と話すうちに、自分の考え方や進みたい道が見えてくる場合もあります。
そういうわけで、転職フェアは、情報収集の場だけではなく、自分の願望を見極める事もできるわけですね。
転職フェアのメリット
転職フェアでのメリットは、多くの企業の担当者と会い、いろいろ話を聞くことができるだけではありません。
(4)履歴書だけでは落とされてしまうような人でも、アピールできるチャンス。
希望している企業が求めている条件に対して、「分野が異なる」とか「経験年数が浅い」とか「技術が未熟」、などといった、書類選考では不利になるような人でも、企業担当者に直接会って自分をアピールする機会にもなりえます。
実は経験や技術よりも「人当たりの良さ」や「素直さ」、「誠実さ」とか「コミュニケーション力」を重視する企業もたくさんあるんです。
転職フェアでの面談は「面接」とか「選考」というわけではありません。
が、この機会でいい印象を残すことができれば、その会社からお呼びがかかることもあるでしょう。
(5)キャリアカウンセリング講座や、転職ノウハウ指導セミナーも受けられる。
転職フェアの会場には、キャリアコンサルタントが開く講座やセミナーなどもやっています。
職務経歴書の書き方」や「面接対策」などの転職に関するノウハウを学ぶこともできます。
こういうことは、人材エージェント会社などで行っていることですが、なかなか若い求職者には受講する機会がないかも知れません。
(6)求職者・転職希望者と情報交換できる。
私なんかは、人見知りが激しいので、転職仲間を作って情報交換するなんて言うことはできませんが、場合によっては情報交換する仲間が見つかるかも知れません。
転職フェアは、参加するといろんなお土産をもらえたりもしますので、そう言った意味でも、転職フェアというのは一度は訪れてみたいイベントですね。