自己分析して、やれることを見つけよう。
就職や転職というのは、自分の人生を実現する大きな機会です。
単にお金を稼ぐための就職だと、結局嫌になってやめてしまったり、体調を崩してやめざるを得なくなったりするのが関の山です。
でも、自分が何がやりたいのか、というのは、なかなか見えません。
ブレインダンプと言って、やりたいこととやりたくないことを何十コも書き出すという方法もありますが、それだけでは、仕事との相性はわかりません。
自分自身を分析するには他にも、過去から現在に至るまでの自分史を書き出したり、自分の長所や短所、もちろん好き嫌い、得手不得手といった性格を掘り下げるなど、さまざまな方法があります。
どちらにしても、自分を深く見つめなおす作業は、大変骨の折れるものなんです。
しかし就職活動においては、この「自己分析」は最も最初に必要な作業であり、また重要な作業なんですね。
というのも、就職や転職活動をする際には、自己分析によって、やりたいことを見つけ出して、志望する仕事や職種を絞り込まないと行けないわけですから。
ここを疎かにすると、後々手痛いしっぺがえしを喰らいかねません。
自己分析をいい加減にすると、自分を生かす仕事にたどり着くまで、何度も転職したり、納得のいかない就職になりかねません。
新卒者や若い人の場合は、まだ自分の適性がわかっていない場合が多いですから、「得意なこと」や「向いていること」つまり適職ではなく、「かっこいいこと」「やりたいこと」という観点で職業を選びがちです。
変な話、適性にあった仕事というのは、非常に楽ですし、合っていない仕事というのは、苦しいものですから、この辺の理解ができていれば、楽しい人生が送れるでしょう。
自己分析に、自分を客観的にみるため、適性検査を受けてみるのも必要でしょう。
適性検査とは、個人がどのような適性を持っているかを調べる検査ですから、自分では気がつかない潜在的な資質を知る上で、非常に有効な手段なのです。
そしてその自分の性質が、一体どのような職業に受け入れられやすいのか、どういう職業があるのか、選択肢を広げる意味からも、役に立つでしょう。
自分のやりたい仕事を目指すのも、確かに大事ですが、資質とか適性や能力を生かせる仕事を見つけるのも、大事なことなのです。
自分のライフスタイルのための仕事といった観点も、必要でしょう。
それが「適職」ですね。