適性検査SPI2とは?
企業が採用を決める一つの手段として実施されているのが様々なタイプの適性検査です。
その中でもSPI2は最も多くの企業で実施されている適性検査なんだそうです。
昔は適性検査と言えば、問題冊子によるものでしたが、最近のSPI2では、
- ペーパーテスティング、
- インハウスCBT、
- テストセンター、
- WEBテスティング、
まずペーパーテスティングとは、問題冊子とマークシート方式による従来型の形態です。
次のインハウスCBTとは、会社内のパソコンによって志望者が適性検査を受けられる方法です。
これは、環境を備えたパソコンがあれば、本社・支社の場所にとらわれずに適性検査が実施できるというものです。
コンピューターを用いた最新型の検査で、約60分の時間で受検者の性格と能力を測定します。
検査結果は、検査終了時点で測定され、企業はすぐに結果を活用することができます。
テストセンターとは、全国の主要都市に設置された会場で、パソコンで受検する形です。
コンピューターを用いた最新型の検査で、必要な時間は約60分。
この時間で受検者の性格と能力を測定します。
結果は検査終了時点で採点されて、すぐに受検者へ配信されます。
最後のWEBテスティングは、志望者が自宅のパソコンで適性検査を受ける形です。
結果は検査終了時点で採点されて、すぐに企業に報告されます。
この検査もまた、他のコンピュータテストと同様に約60分で受検者の性格と能力を測定します。
適性検査SPI2のメリット・デメリットとは?
SPI2で実施されている4つの検査形態には、それぞれメリットとデメリットがあります。
企業は採用活動に合わせた形態を取り入れて、このテストを実施しています。
ペーパーテスティングは試験管の監視のもとで行われます。
不正行為が行いにくい形態で、多人数が一斉に受検できるため、会社説明会やセミナー開催時に適性検査を実施する場合に、適しています。
インハウスCBTは本社・支社の場所に関係なく最新型の適性検査が実施できるメリットがあるそうです。
社内で会社の採用責任者が見ているところで受検させることができるため、不正行為が避けられます。
企業は結果を検査終了直後に、すぐに取り出せるため、検査後面接を行う場合、この検査データをすぐに活用することができます。
ただ自社のパソコンを利用する形のため、受検者数が多ければ、パソコンをたくさん用意しなければなりません。
この辺が、デメリットですね。
テストセンターでは、あらかじめ設置された検査会場を利用するので、会場設置や管理の手間、費用の負担がなく、多人数が受検できるメリットがあります。
身分証明書を提示し、試験官の監視の元で受検してもらうため、不正行為が避けられます。
この場合は、受検者にもメリットがあります。
というのも遠隔地の志望者も最寄りの会場で受検することができるし、都合のよい検査日時も選べます。
最後のWEBテスティングは、会場設置や管理の手間、費用の負担がなく、受検者にとって有り難い方法です。
これは自宅で受検できますので、交通費や時間にとらわれず受験できます。
ただ、受検の際に相手が見えないため、不合格だった場合に受検者の納得が得られにくいことです。
また企業側から言うと、別人がIDやパスワードを入力して受検するなどの不正行為が可能だと言うことです。