転職について考えるべきこととしては、賃金があります。
最近、同じ会社でも、仕事が違えば給料が違うようなシステムを採用しているところが増えています。
職種別賃金や、職種別人事評価を導入して、適材適所を狙っています。
たとえば、大きく分けて、仕事というのは、経営企画とか部門間の課題(複数の部門にまたがる仕事)、それから人材管理などいわゆる「マネジメント」が出来る人材と、定型業務をコツコツと正確に実行していく実務の「スペシャリスト」とに分かれるからです。
この2つのタイプの職種では、賃金の上昇カーブが違います。中核業務を担える「マネジメント」人材は、他と比べ急ピッチで昇給していきます。その一方で、実務業務をコツコツ行う「スペシャリスト」的な人材は、最初からある程度高い給与水準をもらえますが、その後の賃金上昇は緩やかになります。
これは、看護師さんなどでは、よく聞く話です。最初は高賃金だと思って就職したけど、その後は何十年たってもさほど賃金は上がらない。スペシャリストというのは、そう言うパターンですね。
こういう賃金体系にしなければ、それぞれの部署に適した人材が確保できないのですね。で、企業は、職種別賃金や職種別人事評価を行う必要があるわけです。
またスペシャリストの場合は、外部から雇える場合、その派遣社員のコストと比較されてしまうので、給料はそれ以上には上がらないと言う現実もあります。
業務における成果が同じであって、そのコストが安ければ、その業務はアウトソーシングしてコスト削減すると言う事になるからです。
欧米などでは、実力や成果についての評価と、その対価を支払うのが当たり前ですが、日本の企業では曖昧です。
ホワイトカラーの仕事は、物作りなどのようなアウトプットがはっきりしている業務と違い、成果が見え難い。このへんがまだ自社内で一般的な事務をやるか、アウトソーシングでやるかが、見極められていないところです。
もちろんアウトソーシングも、事務などの業務に限定されるモノでもありません。日経新聞などには毎週、こういう仕事の相場が載っています。プログラマなどの仕事も、実はアウトソーシングで数ヶ月単位で雇用されている場合もありますから。
まあそう言うわけですから、仕事によって、職種によって、同じ会社で働いていても、賃金は変わる時代になったわけですね。